Iroiro

ニャンニャン

僕は小さい頃、空は壁だと思ってた。 どこまでも高い、頑丈な壁。花火は玉が壁にぶつかって破裂するものだ、と思ってた。雷は、壁を誰かが壊そうとしてるんだと思ってた。 稲妻が走る時、壁がひび割れていよいよ誰か侵入してくると思った。 彼は“あほな子ど…