なんか、もう、いろいろなことが許せなくなってきた。
嫌いになりたい、なんて思っている限り、本当に嫌いになることなんて無理なんでしょうね。わかってはいるけれど、これ以上不快な思いをしてまで縋り付いていたくない。顔さえ見たくない。とすら思ってしまう。もうだめでしょ?(笑)
属するコミュニティはひとつのほうがいい。たぶん。それができない私は、どこに属することもやめたほうがいいのかもしれませんね。

友人(音楽繋がりではない)に、「※※のCD貸してほしい」ってお願いされたのです。どうやら、私のmixi日記やtwitterでの発言を通して気になっていたらしい。勿論快諾したけど、「本当はずっと聴いてみたかったんだけど、さたでーの趣味に割り込んじゃいけないと思って遠慮してたんだよね」と言われ・・・。あー確かに私、そういうところあるよなあって(苦笑)きっかけはどうであれ、自分の好きな音楽に興味をもってもらえるのってすごく素敵なことなのに。閉鎖的なんですよねー。

で、そこから話がちょこっとずれますが。
CD貸したり焼いたりするのにあんまり抵抗がないんです。それに私、めっちゃTSUTAYAでレンタルするし(笑)でも、そうやって手に入れた音楽で、本当に気に入ったものはちゃんとCDで買い直すようにしています。賛否両論かな〜とも思うけれど、私は基本的にそういうスタンス。だから、CDを貸した友人も、もし気に入ってくれたら、本物手に入れてほしいなあ。って、余計はお世話かなと思う部分もあるけれど。

Stereo Fabrication of Youth 10th Anniversary "COME TOGETHER"@ell. SIZE(12/19)

いきなり箇条書きですみません。

  • ナチュパンの方曰く、今日は「江口のリサイタル」
  • キャパの150を越えてお客さんを入れていたみたいで、いっぱいいっぱいな会場。「消防法にひっかかってます!」ってそんなに堂々といいの?(笑)
  • 江「今度和田くんとこに子どもが生まれるんですよ。(お祝いに)まとまった金を渡してあげたいじゃないですか。」→物販。
  • 和「もう現役じゃないんで〜(しんどい)」と、まさかの5分間休憩宣言。ステージから捌け出すメンバーに会場ざわつく。
  • 戦場の前、「Are you independent?」の最初に入ってる「introduction」のストリングスアレンジ?が流れてましたね。今日のために作ったのかなあ。あれ、すごく良かった。

2曲目の「Blind」の頭でいきなりじーんときて、ちょっとだけ泣いた。ライブの最中に泣くようなことはこれまで一度もなかったのに。走馬灯の如く、という言葉通り、いろんな出来事やステファブを好きだという気持ちが頭の中を駆け巡りました。

以下、レポというよりは私の気持ち。

メンバーが次々とバンドを去り、ひとりになっても「ステファブ」でいることを辞めなかった江口さん。バンドとしてうまく機能しなくなった後のステファブもできる限り観に行ったけれど、正直「どうなのかな」って思うようなときもあった。ひどい言い方だけど、単に続けることだけが「誠実」ではないのにって。うわ〜やっぱりひどい(苦笑)好きだからこそ、私は私で考え込んで、でもやっぱり「ステファブ」にしがみついていたくて必死な3年間でした。好きすぎた。
でも、誰よりも考え込んで、苦悩して、苦労してきたのは江口さんだもんね。全く別の話ですが、最近フラッドの一件で曽根さんのブログを読んで、改めていろいろと、ぐるぐると、そういうことを考えちゃいました。MCで和田さんが、「自分がまともな職に就きたいという身勝手な理由でバンドを離れた後も、ステファブを続けてくれた江口には本当に感謝してる」って。私も、本当に、心の底から感謝。

中盤あたりで江口さん、「商業的には成功しなかったけれど、今こうやって演奏しながら、いい曲書いてきたな〜って(苦笑)」いい曲ですよ。間違いないです。本人も、自分のやっていることに自信があったからこそ、続けてきたんだろうし。すごく自虐的な言い様なのに、なぜか気持ちよく笑えちゃった。

やっぱり、ステファブには「バンド」として続いて欲しかったよ〜。でも、ライブ見ていて、「商業的に成功しなかった」事実を嘆きたくなるような気持ちにはならなかった。

この日に見た、ステージの4人や、袖の関係者、お客さんの笑った顔や温かい雰囲気のことは絶対忘れたくないなあ。10年後も期待します。

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CLUB ROCK'N'ROLL 18th ANNIVERSARY!!!年忘れ泥仕合シリーズ1 supported by 音彩㊙絵巻@CLUB ROCK'N'ROLL (12/13)

MCだけなんとなく覚えてる限り。

佐「僕ら、今日はシネマのお客さんしかいないって聞かされてきたんで。アウェーだって。なので、力入ってます!」

佐「僕ら一応シネマよりも一個年上なので、先輩風吹かして帰ります。っていっても、辻くんの後輩風が強いので、自然と先輩になっちゃうんですけどね(笑)」
どうやら辻さんが“僕ら上京したんで一緒に呑みましょうよ〜佐々木さーん!”としつこいらしい。

シネマの上京に関して。
佐「シネマは名古屋を裏切った!」渡「シネマは関東に魂を売った!」客「(爆笑)」

フラッドがはじめてロックで(=名古屋で)ライブをしたのは3年前。ちょうど「泥水のメロディー」をリリースして、そのタイミングでの来名だったみたいです。当時はよく「泥酔のメロディー」と間違えられたって。ひどい(笑)そのときは、お客さんが4、5人しかおらず、対バンの人の方が多いくらいだったっておっしゃってました。今日はソールドでぱんぱんだから、なんだか不思議だねっていう感じの話し始めだったかな。
その当時の対バンの人たちがどうしているかはわからない。音楽やめてしまった方も多くいて、でも自分たちは続けてきた。そうしたら、今こんなふうに、ここに立つことができている。というような話だったかな。ニュアンスが・・・全くだめです。ごめんなさい。ただ、音楽やめた人も僕らも誠実に人生と向き合っているというようなことを話されてましたね。今思い出すと、すごく腑に落ちるのだけど。

あ〜やっぱり佐々木さんの真面目MCは上手く文字に起こせない。のでもう終わりにします。

渡邊さん、今日は脱がなかった。けれど逆にはだけたシャツが卑猥すぎて困りものでした。髪型素敵です。

佐々木さん、のセトリ。例えば三島さんのセトリに汚い字でよく書き足してあるような「バーン!」(←擬音語的な)とか「ディレイ」とかそういうのがない代わりに、綺麗な筆記体の英語で「noise」とか「count」とか「timing」とか書いてありました。うわあ。

石井さん、佐々木さんに隠れてあまり見えなかったのだけど、どうだったのかなあ。今日に限らずだけど、基本的に真顔な印象。(でも口が半開きだからかちっとしたイメージはしない。)サンバ笛のターンでもいっつも真顔。今日はダイブがなかった代わりに、フロアへすたすたーっと降りていってお客さんとはしゃいでましたね。でも真顔。だから、赤坂のファイナルで、にこって表情で佐々木さんを見てベースを弾く姿がとても印象に残っています。

佐々木さんが岡庭さんの一件のときに「この3ヶ月間は苦しかった。きっと岡庭も。みんな強い心はもってない。でも誠実に向き合いたくて、前向きな気持ちを持って、脱退という形を選びました。」って日記に書いてるんだけど、そのくだりが印象的で、今でも稀に読み返すんです。これは今の状況でも少なからず当てはまることだろうなあ。強くない。けど、誠実でいたい。そういう意志の強さがそれはもうダイレクトに伝わってくるようなライブでした。

楽屋の話。
飯「ロックは楽屋がすごく狭くて・・・辻くんは佐々木くんの膝の上に座っていました。」
なるほど後輩風・・・。

で、そんな楽屋では、シネマとフラッドで桃鉄やら人生ゲームの話をして盛り上がっていたみたい。
飯「自分、人生ゲームがすごく好きで。大学生になってもよくやってたぐらいなんですけど。家族で人生ゲームやっていたときに、可愛い〜可愛い〜可愛い〜うちの愛犬のサラがね、人生ゲームの人形をがりがりとね、食べてしまって。その次の日、うんこにバキバキになった人形が。」
客「・・・(笑)」
飯「誰か人生ゲームの人形持ってたら(余ってたら)僕に下さい(にこっ)」

さらに、そのテンションのまま来月リリースの新譜の話をし出しためしだくん。「うんこ」と言い放ったテンションで「新しい音源もうほんとうに素晴らしいんで(自画自賛)」と言われても。あ、そうだ。MUSICAのディスクレビューにシネマの新譜が載ってるんですが、なんと、佐々木さんが寄稿してくれてます。先輩風、いい感じに吹いてました。

この日のライブは今年観た中で(トータルで35本はいってると思う)5本の指に入る・・・どころではなく1番。って断言してもいいかな。

喉元掴まれるような苦しい感覚は一体なんだろう。楽しいのに。すごくすごく、楽しいのに。冷静になってみるとそんな印象なんだけど、ライブの最中はもう何がなんだかさっぱり。あっという間だったなあ。こんなふうに音楽に完全に支配されている瞬間がとても幸せです。

あと。
アンコールのときに飯田さんが、「フラッドのライブがすごく良くて・・・(無意識に佐々木さんの影響を受けて)自分もついつい巻き舌になっちゃいました」って笑ってた。ツーマンらしいライブだったんじゃないかな。フラッドの「先輩風」がシネマを助長したのは間違いないですし、雰囲気の良さを感じました。

2回目のアンコールは、「ここにいる皆さんでも、お世話になっているロックの皆さんでもなく、フラッド石井さんに捧げます」と何度も強調してからの「GATE」でした。そういうことだったんだね。

数日前のエントリーと重複しますが、ここんとこずっと、ライブに行く度に「楽しまなきゃ」って、プレッシャー(みたいなもの)を感じてしまって。なんだろうな〜。地元のライブがひどく憂鬱でした。それでも、何かを期待して足を運んでしまうのだけど。
で、13日のライブは、その期待に十分すぎるくらい応えてくれるものだった。余計な感情が入り込む隙間が全くない、すごいライブ。こんなふうにただただ音楽のことだけに必死になるような時間が切実に欲しかったんです。
ちょっと初心に戻って、音楽すごいなって思いました。泣きそうになりながら、嬉しく、楽しくて、笑ってしまった。その不思議な感覚を少しでも覚えていたくて書き留めてみた。以下セトリ。

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この宙ぶらりんな感じが、見ていても接していても「ん・・・」ってなるんですがどうでしょう。いっそののこと見放したいし、見放してくれたほうがありがたい。でも、いつも、ぎりぎりのところで手を差し伸べ合ってしまうんだよな。嫌いにはなれない。私は(も)弱い。