最近よく聴いてます。

RADWIMPS3~無人島に持っていき忘れた一枚~

RADWIMPS3~無人島に持っていき忘れた一枚~

器用というのか要領がいいというのか、それはつまり私がどうしても好きになれない条件の一つなのですが・・・。苦笑。(id:satur:20060809#p1参照。)あああ、でも結構好きな感じですよ。いや、素直に好きです。笑。ボーカルの声とも相性良いみたいだし。

まずね、歌詞がすごい器用。名言も適度に残しつつ、上手に遊んでるなーと。笑。韻を踏んでみたり、英語にしてみたり、ロマンチックなのも、やや屈折気味なのもありで。ここまでバラバラなのに、12曲単位で考えると、やっぱり同じ人が書いてるっていうのが分かる。

そしてもちろん、音的にも器用。エルレ“Surfrider Association”を思いこさせるようなパンク調の曲で始まり、セカイイチ路線の温かみのあるバラードで終わるんですけどね。中間にはアグレッシブな鍵盤が印象的なレトロな曲もあり、初期バンプ的な王道ギターロックナンバーもあり・・・ってなんだか、ひどくひにくれた言い方しかできなくてあれなんですが、相当幅があります。

これから先、どう化けていくのか想像つきませんが、この“幅”を保ち続けて欲しいです。それと、まだメンバーさん若いみたいだから、あと3年ぐらい、ゴムはつけなきゃだめよ〜とか歌ったままでいてください。笑。歌詞もそうだし、音ももちろんそう。深くなりすぎて欲しくない。というか、深くなりすぎてもいいから、深いばかりでいて欲しくないんだよね。あああ、書きながら意味分からなくなってきた。笑。これでおしまいにしときます。

AUDIO RULEZ

AUDIO RULEZ

もう解散してしまいましたがねーツインギターの4ピースバンドです。AUDIO RULEZというよりはMILKRUNと言った方が分かってもらえそう。
増田さんのギター、大好きです。一度生で見る機会があったのですが、私はそのとき以来の隠れファン。笑。増田さんはボーカルギターですが、重要な部分は主にこの人が弾いてましたね。ボーカルとしてもなかなか素敵な声の持ち主ですが、ギターの方も相当。雑誌の対談でつばきの一色さんが褒めてたぐらい。ちなみに今は裏方として活動されているみたいです。
アルバムですが、確かにいい出来です。でもひとつ許せないことが。それは、他人に曲を提供してもらっているということ。しかもそれがシングル曲だったりするということ。1曲だけだけどね。そういうのには、すごく抵抗があります。その点だけ、少しがっかり。
MILKRUN時代の音源は手元にないので、レンタルしてみようかなあ。久しぶりにこのバンドのこと考えてみると、やっぱりもったいない気持ちになるよ。“羅針盤”はじめ、これだけの名曲を残しておきながら、あるいはあんなにもタイアップ付けてもらっていたのに(苦笑)認められないまま終わってしまったっていうのはあまりに残念。

耳鳴り

耳鳴り

通して聴くとするとややしんどいです。どういうことかというと、“恋の煙”あるいは“ハナノユメ”があまりにパッとしすぎる。で、他の曲が埋もれてしまう。“恋の煙”に匹敵するぐらい即効力のある曲がもう1曲、後半あればなーというのが正直なところです。なんだか結構絶賛されまくりみたいなので言いづらいわ。苦笑。まあでも、骨太なギターの音は聴いててとても気持ちいいよ。“一等星になれなかった君へ”なんて特にそう。他には“ウィークエンドのまぼろし”もおすすめ。批判めいたことから書き始めてしまったけれど、パワフルなのに透明感のあるボーカルは何とも言えず最高だし、今まで触れる機会の少なかったかわいらしい歌詞も新鮮で素敵です。