13階段 (講談社文庫)

13階段 (講談社文庫)

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。2人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。

昨日の夜読み初めて読み終わり、それからすぐ布団に入ったら、案の定怖い夢にうなされました。死刑執行、その瞬間の描写、あれをねー何度も頭の中で映像化しちゃうんですよ。おもしろいにはおもしろいし、そこまで後味の悪い作品というわけれはないんだけれど、何か足りない要素がある気がする。というか、自分が求めているある要素が足りなかった感じ。でも、どちらかというえばお薦めの域。よくできた作品だと思います。
★★★★☆